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あしたのジョー

1968年1月 〜1973年5月

あらすじ

簡易宿泊所が立ち並ぶ東京の片隅。「ドヤ街」と呼ばれるそんな場所にふらりと姿を現した、天涯孤独の少年、矢吹丈(ジョー)。元ボクサー丹下段平との出会いをきっかけにボクシングを始めることになる。
様々なライバルと戦いながら、やがて世界へと挑戦していくジョー。だが、ジョーの中に燃える思いは、ただ「真っ白に燃え尽きること」だった。

ちばてつやのひとこと

この作品の原作者が高森朝雄さんであることはみなさんご存知だろうと思います。その、原作でのラストシーンは当初、この絵のような雰囲気になる予定でした。
激しく熾烈な攻防の末、僅差でホセに敗れたジョー。力尽きてリングサイドに座るジョーをなぐさめる段平。「おまえは試合には負けたが、ケンカには勝ったんだ」…と。
その後、白木邸のテラスで、ぼんやりとひざを抱えるジョーを優しい眼差しで見つめる葉子…。

それはそれなりに一つの良いラストの形であったと思う。けれど長い連載の間に、色んなドラマがあった。鑑別所から少年院の地獄のような毎日、力石との出会い、そして力石の死。その後も、ウルフ金串、カーロス・リベラ、ハリマオ、金竜飛、色々なライバルとの激しい戦いが続き、そして最後にパーフェクトなチャンピオン、ホセ・メンドーサとの命をかけた戦い。そのあとの情景としては、ボク自身がどうしてもそのラストに納得できず、ページ数の都合もあったので、高森さんに相談して「ラストは任せる」と言ってもらいました。しかし、いくら考えてもコレといったラストシーンが浮かんでこない。締め切りが過ぎても何も出てこない。そうして悩みに悩んでいたとき、担当の編集さんが、数ヶ月前に描いたジョーと紀子が初めてデートするシーンを示してくれた。そこでぽつりと語ったジョーの一言、「真っ白に燃え尽きたい」というセリフを見せられたときに、あのラストシーンがふっと浮かんで、一気に描き上げることができたのです。

講談社 少年マガジン 原作:高森朝雄


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